HRTでは、企業、学校、病院、自治体など所属組織を越えて、AI時代の人材教育の在り方を探求していきます。
コンピューターの技術革新がすさまじい勢いで進む中で、これまで人間がしていた仕事が、AI(人工知能)やロボットなどの新しいテクノロジーを使ったシステムによって次々に代替され始めています。経済産業省は、AIやロボットなどの技術革新に対して有効な対策をしなければ、2030年までに国内雇用が最大735万人減少すると予想しています。また、マッキンゼー・グローバル・インスティチュートは、2,700万人が転職せざるを得なくなる(約2人に1人)と予測しています。
ロボットが職場に溢れ、AIに仕事を奪われた人間が失業者になっていくことに多くの人は不安を感じています。
しかし、英オックスフォード大学でAI研究を行うオズボーンは「人間は機械にできる仕事は機械に任せて、より高次元でクリエイティブなことに集中できるようになることは、歓迎すべきことだ。人間が新しいスキルや知性を磨くようになれば、『クリエイティブ・エコノミー』の時代を切り開いていけるのです」と主張しています。
星野リゾート社長の星野佳路は、楽しいと思うことを演出する能力とか、それを地域の歴史や文化と結びつける能力とか、こういうクリエイティブな作業が、ホテルが本来やらなくてはいけないことで、ロボットやAIがホテルの仕事をよりクリエイティブにしてくれるし、より楽しくしてくれるととらえるべきであるとコメントしています。
人工的につくられた人間のような知能、ないしは、それをつくる技術。(東京大学教授、松尾豊)
AI時代において、クリエイティブな活動をしていくために、新しいテクノロジーをいかに活用するかを研究する。さらには、それらを育成するプロセス、機会や場を創造する。
これからの時代のクリエイティブな活動に必要な新しいスキルや知性を明確化しする。まずは、ICTを活用したクリエイティブな知的生産活動の可能性について探究する。そのために、ワークショップ、ダイアログ、報告会、読書会などを開催していく。
まず最初の具体的な活動としては、ICT活用術セミナーを開催することでICT活用の応用力を高めていきます。このセミナーにつどう方々で対話を重ねることで、AIを創造的に活用としていく能力を高めていく。
HRT 代表 大川恒
野中潤
1961年神奈川県茅ヶ崎市生まれ。
都留文科大学教授。情報センター長・附属図書館長。
中央大学大学院兼任講師。
日本大学文理学部、駒沢女子大学人文学部非常勤講師
東京学芸大学大学院修士課程修了(教育学)。
専門分野は、国語教育学、日本近代文学。
研究テーマは、教育ICT、教科書教材論など。
GEG Fujiリーダー
Edcamp Japanメンバー
Google認定イノベーター
近著に『ICTで変える国語授業』(明治図書)がある。
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